ひとりごと
自然からの声 熊は山の神?
2025.11.17
こんにちは。
対話じかんのあさみです。
今日は自由気ままな
ひとりごとで、
今まさに私が感じている、
昨今巷で騒がれている
「熊との問題」について
書きたいと思います。
以前の記事にも
書かせてもらいましたが、
私の家には
テレビがありません。
どこかへ出かけた先で
テレビを見ることもなければ、
ネットニュースを
ザッピングする習慣も
ありません。
しかし私の母や
身近な人から、
増加する熊被害や
熊の恐ろしさについての
話を聞いたり、
偶然居合わせた
周りの人の会話の中にも、
熊についての
話題があったことから、
今いかに熊被害が
報道されているかを
感じます。
実際被害に
遭われた方などは、
本当に恐ろしい思いを
されたことと思いますし、
心よりお見舞い申し上げます。
ただ今回のひとりごとでは、
熊の殺傷は可哀想だから
保護すべきであるとか、
熊被害を食い止めるためにも
戦うべきといった
二元論を語りたいわけでは
ありません。
今回熊について
少し調べてみると、
興味深い記事が
いくつも見つかり、
その中で熊は日本各地で
古来より ”山の神” として
あがめられてきたという
歴史があることを
知りました。
熊が人を襲って
死者が出たときは、
山の神の祟りとして
受け止め、
村人たちが供養や
祈祷したという例も
残っており、
昔の日本人には、
山に敬意を払うことこそ、
熊害を避ける方法という
認識があったようです。
今現在、
具体的にどのような
報道がされているかは
理解していませんが、
熊が里山や町に
出没するということは
食料が足りていない
ということが
真っ先に考えられます。
熊は5キロ先の匂いを
かぎつけるという
猟犬よりも優れた
嗅覚の持ち主らしく、
昨今のキャンプブームなど
人間が出す
美味しそうな匂いを
覚えたことも考えられます。
以前、知床五湖での
トレッキングをした際に
知ったことですが、
その場さえ楽しければいい
という理由から
餌となるものを
人間が意図的に
与えたことが原因で、
熊がその餌欲しさに
やって来るという
事例が発生しており、
人間の短絡的かつ
身勝手な行動が熊を
おびき寄せていることを
知りました。
その他にも、
あらゆる山々を
食いつぶしてしまう
メガソーラーの建設は
熊の住まいを破壊し、
熊の食料を
奪っている一因に
なっているのでは
ないでしょうか。
ここ数年の異常気象での
餌不足という
考え方もあるでしょうが、
異常気象が自然発生であれ
手作りであれ、
いずれにせよ
その原因を作っているのは
人間であり、
自然界からしてみれば、
害獣は間違いなく
私たち人間だと思います。
熊は怖いから
害獣と見なして
射殺するという
発想に傾く現代人より、
熊の被害は私たちに
原因があると捉えていた
古来の人々の方が
ずっと精神性が高いと
感じてしまいます。
テレビの流すエネルギーから
距離を置くことで
冷静に見られるようになった
感覚からすると、
今ある報道は、
熊は怖い、熊は悪いと
恐怖だけを煽ることで、
私たちの祖先が持っていた
かつての精神性を忘れていく
手助けをしているように
見えます。
かつての人々は熊の怒りを
山の怒りとして理解し、
山を大切にしよう、
自然を守ろうと、
自分たちのあり方を
戒めてきましたが、
現代人の多くは、
熊を害獣被害や
恐怖の対象として
捉えており、
その場しのぎの
対策しかしません。
現代生活は古来の生活より、
比べものにならないほどに、
すべてが便利で清潔で、
技術も圧倒的に
進歩したのかも
知れませんが、
人間も動物の仲間であると
自然を敬う姿勢を
持っていた
私たちの祖先より
優秀になり、
賢くなったのだろうかと
疑問に感じます。
実害あるエリアでは
早急な対応が
必要かと思いますが、
それと同時に
そもそもの原因を見直し、
かつての
日本人たちが持っていた
人間性や精神性を
取り戻すタイミングが
まさに今なのでしょう。
最後に、今回私が
参考にさせてもらった
記事をご紹介します。
ご興味のある方は
一度リンク先より
目を通してみてください。
※外部リンク
◯ツキノワグマは神からの授かりもの
狩猟の民「マタギ」
◯現役マタギが怖れる
「クマ襲撃」に起きている異変
◯なぜ2023年は
熊による事件が相次いだのか?
◯アイヌと熊の信仰と共生の知恵
今日も読んでくれて、
どうもありがとうございます。
