対話メッセージ

「紙に書く」圧倒的な効用について

2024.03.11

対話メッセージ 「紙に書く」圧倒的な効用について

Q.
愛する魂さん、
こんにちは。


今日は
素朴な疑問について
教えてください。



いつも対話の中で、
「紙に書き出しましょう」との
アドバイスがありますが、

これはそれほどまでに、
書くことが
重要なのでしょうか?



また ”気軽に” という観点で
スマホのメモ機能を使って
書き出すというのは
どうでしょうか。



教えてください。
よろしくお願いします。





A.
愛するあなた、こんにちは。


私から幾度となく伝えている
「紙に書き出す」という
キーワードについて
気になったとのこと。


いい質問ですね。



なぜ、私がここまでして
「紙に書き出しましょう」
と言うのか?

その効用について
見ていきましょう。



「紙に書き出すように」
という最大の理由は、

それが一番
効果があるからです。



人が社会的かつ組織的に
生きるようになってから、
特化した性質のひとつが
「頭で考える」
というものです。

加速度的に
”思考する” という性質が
鍛えられてきたのです。


また同時に、
もっと原始的な役割として
人には心で感じる
という性質もあります。

感情に振り回されたり、
感情的になるなど、
人と感情は
密接な関係性を持っています。



しかし、その人の容量が
思考や感情、その両方で
いっぱいになるとき、

その結果
この思考と感情が
まるで自分と
同一であるかのような
錯覚をしている人が
多くいます。



思考はエゴであり、
その人の頭の中で
対社会的な役割を
担っているまでで、

私から見れば、
その人の本体と思考は
全くの別物です。


感情もその人の本体とは
全くの別物ですが、

その感情の起伏によっては、
自分と感情が
まるでひとつの塊のように
感じられます。


そしてときに、
その人の容量が
思考や感情に
満たされていると、

思考と感情、
そして本当の自分の区別すら
危うくなっている場面を

見かけます。



多少極端な例ですが、


・イライラしたから暴力的になる
・仕事がしんどくなったから逃げ出す
・なんかムカつくから無視をする


といったことが起こるのは、

思考と感情を
混同した結果なのです。


もちろん
こういった発想には、
自分本体の声などは
一切介在していません。




さて本題ですが、
なぜ紙に書き出すのか?


その効果は
大きく2つあります。



ひとつめは、
思考や感情、
あるいは
成すべき雑務などを、
自分本体と切り離すためです。



思考や感情、雑務などを
紙に書き出してみると
すぐに体感で
分かることですが、
確実に軽くなります。


生きる上で
非常に表面的で、
時に些末的なこれらが、

自分本体とは
全くの別物になりますし、

”紙に書き出すこと” を
続けていくことによって、

これらが自分とは
全く別物であることに
気づけるからです。



自分の中に漂う
小石を取り除く効果が
紙に書き出すという
行為にはあるのです。



書くことは紛れもなく、
デトックス
(浄化)になります。




もうひとつの理由は、
至上の人生イメージを叶える
といった場面では、

現実化を手助けするという
効果があるからです。



実現したいことは、
とにかく
「紙に書き出す」ことです。


この時点で
ようやく実現のスイッチが
0→1に切り替わります。



五感をともなって
至上の人生イメージを
たっぷり
味わっている人ならともかく、

そうでないならば
書き出すことです。



最後に
気軽にスマホのメモ機能に
書き出すのでも良いか?
の質問に対してですが、

私からは
「紙に書き出してください」
と改めて伝えておきます。



これは漢字を覚える
行為と似ており、

タブレットで
練習するよりも、

鉛筆の芯による摩擦で
手を真っ黒にしながらも
実際の紙に書くことの方が
圧倒的なのと同じです。


なぜなら五感を通して
全身で味わってこそ、
本物の体験となり、

五感を総動員することで、
その効果を高めるからです。


こういった意味からも
スマホのメモ機能ではなく、
”紙に書く” ということを
おすすめします。



紙に書き出すということを、
多くの人も
やっていると思いますが、

せいぜい
日々のタスクを書き出したり、
家計簿や
買い物リストを作ったりと、

作業の手助けや
忘備録といった
色合いの方が強く、

紙に書き出す真価を
発揮しきれていないように
思います。



早速ノートを買いに行き、
自分の中にあるすべてを
書き出してしまいましょう。


自分の重さや
霧のようなものが
晴れますよ。



愛していますよ心から。


今日も楽しい時間を
ありがとう。


それではまた。

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