対話メッセージ

親との問題について

2024.09.09

対話メッセージ 親子の問題について

Q.
愛する魂さん
教えてください。



以前パートナーや
パートナーシップに
関する問題について
対話させてもらいましたが、


人間関係における
問題の中で、
パートナーと同等、

あるいは
それ以上にあるのが
親との問題であるように
感じます。



実際、私自身も親との、
特に母に対して、
心の中でのあつれきを
長年引きずってきましたが、

一体親との問題は
どう捉えれば
良いのでしょうか。


解決する方法は
あるのでしょうか。


教えてください、
お願いします。






A.
愛するあなた、
おはようございます。



親との関係は
人間関係の土台となる
部分であり、
親との問題を
クリアしないことには、

あらゆる面の
人間関係において
支障をきたすことは
確かです。


しかし、
それと同時に
多くの人は
親との関係を
こじらせたままです。



親子関係と言っても
実際問題、
それは
千差万別であるため、

それを一度に
伝えることはできません。

また、虐待や犯罪など、
問題が深刻なケースは
今回は扱いません。



今回の対話では、
具体的にあなた自身と
あなたの母親との
関係について
見ていくことにしましょう。


大丈夫です。
深呼吸して、
リラックスして
対話を楽しみましょう。



あなたの場合、
母親から
「スピリチュアルな個性を
完全に否定されてきた」
という
生い立ちがあります。


母親の期待は
常識的に生きること。

そして頑張って勉強して
良い企業で
働くことでした。


良い企業で働けば、
安定した仕事に就けるし、
そういったご縁で
結婚もできる。という
思惑もありました。



長女であるあなたは
なんとか
母の期待に応えようと、
受験や就職などを
頑張った結果、

どんどん
本当の自分との乖離感から
健康を害し、
ついには
入院にまで至りました。


あなたは母に対し、
どうして私の個性を
否定するのか?
なんで
分かってくれないのか?

どうして
あるがままの自分を
受け入れてくれないのか?と

無理解な母への怒りと
悲しみを募らせ、
絶望感すら
味わってきました。



では、今親になった
あなたに尋ねます。


あなたは我が子を憎み、
不幸にしようと
思っていますか?


答えは、きっぱりと
「ノー」であるはずです。

全くそんなことは
思っておらず、
あなたは我が子に対して、
深い愛情を感じ
幸せになってほしいと
願っているはずです。



親子関係で
よくあるパターンが、
魂の成長において、

自分にとって
一番ハードな相手を
親として選んでくる
ということです。

親だけが自分を
分かってくれない。
ということは
よくあることです。



しかし、親が無理解だ。
思うような関わりを
してもらえなかった。


母が許せない。
父を憎んでいる。と
親を否定しつづけていると、

自分の内面がすさみ、
魂が濁り、
人生がやせ細っていく
感覚を覚えます。



どうして
こういった感覚が
起こるのかといえば、

親を否定することは
自分の存在を否定すること
そのものだから
です。



両親のみならず、
祖父母や先祖の
遺伝子を受け継いでいる
自分にとって

親(先祖含め)を
否定することは
自分の存在を
否定することになります。



しかしどうして、
親を自分の一番の
理解者や味方ではなく、

自分にとって一番の
非理解者となる存在を
選ぶのでしょうか。


それはあなたが
生まれてくる前に
選んできたことであり、

この親でなければ
得られない体験を
するためです。

自分が設定した
チャレンジにおける
最適な存在が親であるため、
往々にして
親と子は相容れません。



あなたの状況を
具体的に見てみましょう。


自分にとっては
リアルである
見えない世界の話をすると、
母親は嫌な顔をする。


時に激昂し、
変なことを言わないで!
と叱られ、
挙げ句の果てには
精神科へ行こうと脅される。



あなたは思う。

見えない世界が
ほとんどなのに、
どうして
見える世界ばかりを
信じているのだろう。と。


あなたはどんどん萎縮する。
自分を変な子だと思い込む。



本当の自分でいることは
母に嫌われることであり、

嫌われると生きていけない
と自分を抑え込む。


物心ついた頃より、
病気がちで体調を崩し、

本当の自分との
不一致感から
20歳を過ぎた頃には
入院までしました。


どうして
分かってくれないのかと、
それはそれは
長く苦しい時代
だったと思います。



しかし、
今ここですることは、
延々と続く
親への憎しみを
再燃させることでは
ありません。

あなたがその母親を
選んだメリットと
自分が設定した
チャレンジを
思い出すときです。



あなたがその時代を
振り返ったとき、
母にずっと否定される
経験でもって
得られたことは
ないでしょうか?


あなたは今や
強い独立心を軸にして、
自分の中心を
生きています。

入院をした頃には、
母が望む道には進まず、
自分の好きなことをして
生きると決めている。



この対話や
スピリチュアルな感覚が
今ここにあるように、
あなたは自分の個性を
貫いたのです。


それはなぜか?


それは母が
反対したからこそ、
得られたものなのです。


あのエネルギーで
反対されても
絶対やめなかったこと。

それこそが自分の個性を
生きることであり、

反対されることで
どんどん自分の個性を
強く確立していった
のです。



母はあなたがこの世に
誕生するスイッチを入れた
恩人であると同時に、

魂の世界では
あなたの一番の
応援者だからこそ、


あなたを一番痛めつけ、
あなたを傷つけ、
憎まれる役割を
演じてくれた
のです。



魂の世界で見たとき、
あなたの母は
こう言っています。


「私はあなたの個性を
とことん否定するけれど、
どうかこの抵抗に屈せず、

強く強く自分の個性を
磨いていってね。

私のスピリチュアルに
対する反応は、

特にあなたが
育った時代では、
世間の大多数の反応だけど、

そういった世間の反応にも
対応できるように
鍛えるからね」

と言ってくれています。



教育熱心だった
あなたの母は、
あなたに
教育をつけさせて、

立派な企業で
働いてもらいたい
と思っていましたが、

これもその時代に
信じられていた
幸せ(成功)であり、

母はなんとか
あなたに幸せになって
もらいたかったのです。



もちろん、母が
「自分は素晴らしい
子育てをした」
と胸を張るために、

自分のコンプレックスを
解消するために、

また体裁を気にするために
といった歪みも
大きく作用していますが、

何も我が子を
不幸にしようと
やってきたことでは
ないのです。



母の抵抗に負けず、
あなたはずっとずっと
自分の個性を守った。


体の不調は、
あなたの魂の叫びでしたが、
母の反対があったからこそ、
その反動から、

絶対自分は
自分の中心を生きる。
という覚悟を
強く育ててくれたのは、
他でもない母だったのです。



母に対し、
あなたがすることは、
彼女がしてくれた
完璧な子育てへの
感謝であり、

ちゃんとした生活を
送らせてくれたことへの
感謝です。


実家という
舞台でのみ必要だった
長女という役割、

母娘という役割はまるで、
自分のすべての
役割のように
感じられましたが、

今はただ
実家劇場の演者としての
役柄を降りて、
一人の人間として
母という存在と
関わることです。



あなたが
「◯◯家のくらし」
という演目で、
必死に演じていた

長女という役柄を
降りさえすれば、

母は母としての役柄を
降りられます。



今やあなたは
自分の家庭を持った、
自立した人間です。


もう母の前で
長女として振る舞わなくて
良いのです。



魂の成長を
最も応援してくれた存在は、
あの頃一番に
憎み嫌った母でした。


そう考えると、
誰一人として
あなたの人生に
敵はいないのです。



母も無意識的に
あなたの個性を
否定しているので、

自分の魂の役割に
気がつくことはありません。


しかし、今手にしている
自分というものは、
母のおかげで
手にしたものであり、
深い深いその愛を
忘れてはなりません。



母も未熟な
一人の人間であるために、
子の望みよりも
自分の体裁を
優先することも
あったでしょう。


あなたが
完璧な人間ではなく、
我が子に対して
完璧な子育てが
できていないように、

母もまた
不完全な人間であり、
いびつな子育てを
していたのです。



親に
こうしてもらいたかった。
と多くの人は言います。


この発言の
根っこにあるのは、
子どもとしての甘えです。



ずっと子どもの
立場でいる限り、
こうしてもらいたかった
という不満は尽きませんが、

真の意味で自立さえすれば
感謝しかないのです。



最後に母の好きなところ。
父の好きなところ、

祖母の好きなところ、
祖父の好きなところを
思い出し、
書き出してみてください。


両親、祖父母の
好きなところは、
あなたにもある
素晴らしい素質です。



逆に、両親、
祖父母の嫌いなところは、
あなたにもある
人間としての歪みです。



それらをひっくるめて、
実は自分が彼らを
選んだのだということを
どうぞ思い出してください。


自分がその苦しかった
体験を望み、
親はそれに対し、

ちゃんと
演じてくれたことを
理解するときです。



生まれてきてくれて、
本当にありがとう。


今まで
生きてくれてありがとう。



それではまた
お会いしましょう。

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