実践レポート
ルービックキューブ第2面「モノ以外の片づけ」 実践レポート② 思い込み・観念の見直し
2024.02.06
今回は、
「モノ以外の片づけ」における、
3つ目の方向性である
”思い込みや観念” についての
実践レポートです。
”◯◯であるべき”
”◯◯すべき”
と信じ込んでいる
マイルールについて
見直してみました。
実は
「モノ以外の片づけ」の中で、
私とってこれが
一番ハードでした。
そのプロセスを
ご紹介したいと思います。
<思い込みや観念の見直し>
まずは、私が
”◯◯であるべき・すべき”
と感じていることを
思いつくまま
紙に書き出してみました。
・子どものためにできることは
すべてするべき
・ごはんは私が
毎日ちゃんと作るべき
・しっかりと社会的にも
自立して仕事すべき
・病気にならないよう
日々気をつけるべき
・明るく前向きであるべき
・両親は大切にするべき
など、
これは私が書き出した
”◯◯であるべき・すべき” の
一例ですが、
このように人は
多くの観念を
持っていると思います。
他にも、
社会的通念のようなものに、
・適齢期なったら結婚すべき
・子どもは2人以上産むべき
・マイホームは買うべき
・女性はキレイに可愛くあるべき
・男性はしっかりと働くべき
といった無数の ”べき” に
囲まれている気がします。
やってみて分かったことですが、
自分の持っている
思い込みや観念は、
頭で考えながら
一気に書き出すことが
とても難しいものでした。
自分の無意識化している
思い込みや観念を
明確にする方法は、
前回の対話で
「感情が動くところを中心に
ひとつずつ丁寧に
見直していくこと」
とあったので、
それに従って、
イラっとしたり、
落ち込んだり、
ハラハラしたり、
なんだかモヤっとしていても
ついやっていることなど、
自分の感情が動くところを
丁寧に見つけていき、
それをノートに書き出しました。
モノや、
モノ以外を軽くしていき、
どんどん
シンプルになってくると、
感情が動くことが
よく理解できます。
いつもの自分とは違って、
とにかく変なのです。
・どうしてこんなことに
いちいち傷ついてるの?
・どうしてこんなにも
許せないと感じているの?
というように、
感情と思考を
混同させることなく、
気がつけることが
増えたように思います。
私の場合、そのいつもと違う
「変な自分」のとき、
感情が動いたことを
丁寧に書き出していきました。
これは決してサクサクと
できる作業ではなく、
ネガティブな感情と
必ずセットになるので
重たい作業ですが、
あれ?この感情なに?
と見ていったのです。
私の場合、
これら感情のうしろには、
必ずといっていいほど
”べき”が隠れていました。
”べき” こそ、
自分の思い込みや観念です。
そしてまた、
いかに1つでも多くの
”べき” を手放していくかが、
ご機嫌に軽く生きるための
一番大切な要素だと感じました。
例えば、 ”時間は守るべき”
という観念を手放すと、
遅刻した人に対して
いちいち腹を立てることも
なくなります。
そのために、
すでに自分の深く、
無意識化してしまっている
”べき” をひとつでも多く
拾い上げて
明確にしていくこと。
ただ明確にすることだけでも、
自分の心の癖に
気がつけるので、
観念たちは
もう隠れていることが
できなくなります。
これは非常に
パワフルな方法だと思います。
私の場合、この作業は
とてもハードなものですが、
今後も感情が動いたところを
丁寧に見直しながら、
無意識化してしまった
”べき” を拾い上げる
この作業を続けて
やっていこうと思います。